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院長エッセイ



 薬について



「買ってはいけない本」を買いましたか。

別にオヤジギャグではないのですが、結構売れているみたいです。有名な、又は売れている商品を「これはこういう悪い所があるから買うな」という事なのですが、なんだかこの頃の日本は「良い」と言えばカリスマだなんだとすぐに飛びつき、次はその悪口を言えば今度はベストセラー。要は「売れさえすれば後はどうなったか分からない・・」みたいなのが続いていませんか。

今度は「買ってはいけないは買ってはいけない」「買ってはいけないは間違っている」なんて本も出てきました。この手の話は非常に多く、すぐに飛びついて非難をすると恥をかく事もありますので気をつけてください。「ガンと闘うな」「医者からもらった薬が解る」など医療を否定することによるうけをねらって、生命の危険に瀕する人も出ています。

かって「ビタミンCはガンに効く」と「レモンに発ガン性がある」が同時に出た事があります。それと似たような記事が載っていました。輸入オレンジの防カビ剤で膀胱ガンや奇形の発生があるというものです。間違いではないのですが、実験結果から算定すると1〜2年の間に1日1万個、約8.7秒に1個食べ続けると危険だということです。みなさんは食べるのをやめますか?

「病院でもらう薬には副作用がある」と言って英雄になった方がいます。でもその専門外の人が勝手に使うと危ないから医師が(最近は医者と呼び捨てにされる事が多いようですが)量と期間を計算して出しているわけですよね。だから使ってもらう方も「十分な説明」をしなければならないわけです。「どういう事に気をつけていればいいか。どんな症状が出たらいいか」をちゃんと聞くことです。

「これは副作用だ」と自分で決めつけているケースも結構ありますし、勝手にやめてしまって悪化させている事例も少なくありません。予防注射に副作用があるといってやめてしまったために700人も亡くなったのはつい先日のことです。わからない事、心配な事はすぐに専門家に相談しましょう。そして一緒に考えましょう。


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