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院長エッセイ



 「思春期教育」


 性教育が「思春期教育」として考えられるようになり、一部でそれぞれに行われていたものが、教育の現場でもようやく本格的に取り上げられるようになりました。今年の会議の中で出たアンケート(中学生)の中に「分かりきった内容である」というのがありました。
 たぶん「どうして子供が出来るか」「してはいけない」のあたりかと思います。そのあたりは小学五年生の理科でも取り上げられていますので、知っている子には確かに「今さら・・・」でしょう。「避妊教育」が含まれる場合では、「遊んでも出来ないように」と勘違いされる心配もありますし「性行為を奨励するのか」との声もあります。看護学校でも「妊娠」について正確に答えるのは難しいでしょう。
 流産の危険性や妊娠中毒症。異常発育による絨毛性の悪性潰瘍や子宮外妊娠などの妊娠による母体リスクは「重たいから大変」だけではないのです。生命を伝える事の膨大なエネルギーの消費や、人が一人増える事によってどのような社会的に必要な事がらが増えるのか、それができるのかなどが、話し合い伝えられていないような気がしますがいかがでしょうか。男と女は厳密には違う生物です。構造も働きも違います。「性」の教育は生涯教育として、大人ももう一度見直していただきたいのです。


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