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院長エッセイ



 「秋の養成法」は読書が最適


 日増しに秋が深まり、肌寒い感じさえしますが、いかがお過ごしでしょうか。古代中国の医学書には「万物が成熟して収穫される季節」とあります。秋の養成法としては「心を安らかに、陽気をひそめて天地の気の影響を和らげるように」とあります。やはり読書などには最適の季節でしょう。
 落ち込み気味の方には自分の考えに同調してくれるもの、ときめきを与えてくれるものなどが、下手なお薬より効くかもしれません。
 今年、読書連合会においでになった作家の先生は、加来耕三先生でした。『三国志の謎』や『武蔵の謎』など歴史の真実に迫る内容の多い方です。私の好みもあって『新撰組の謎』を取り上げてみました。
 見る角度、個人の経歴などにより実に多彩な歴史が見られます。
 幕府の命により、新政府でも軍医総監として活躍した松本良順が「集団健康診断」を行った事実もありました。なんと、半数近くが何らかのの病気にかかっていたそうです。結核が二名。ひとりは沖田総司でしよう。病死した隊員は十三名ありました。戦死者が七十八名なので、割合としては多いほうだと思います。
 有名な「局中法度」違反による粛正(切腹など)は四十三名というのは驚きです。こういう「へぇ!」という内容の読書は頭を休めるにはいいかもしれませんね。


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