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院長エッセイ



 生命の偉大さ!「けれどお別れの時も・・・」


 お産は人口も増えるし、おめでたいことですが、介護の仕事も五年目ともなると、お別れの時期を迎える方が出てきます。
 特に長くおつき合いをしたお年寄りとの別れは、本当につらいものがあります。
 103歳で肺炎を起こし「もうだめでしよう」ということで当院に入院となったおばあちゃんがおりました。
 奇跡的に回復し座って食事が出来るまでになり、一度帰宅しましたが年末にもう一度入院。先日亡くなられました。「子供の頃戦争があった」と。雪が降ったとき「その戦争の前に山で兵隊さんが亡くなった」話を。1900年生まれですので、1904年の日露戦争の事のようです。
 山で死んだ兵隊さんは「八甲田山の遭難」ということになります。
 病室で104歳を迎えみんなからお祝いを言われ嬉しそうでした。最期は眠ったまま、呼吸がゆっくりと遅くなっていき、やがて停止。そしてその後、心拍がゆっくりと小さく遅くなってモニターから消えていきました。初めて「完全な自然死」という亡くなり方を見たような気がします。
 そしてもうひとり。寝たきりなのですが、脳卒中4回、肺炎なんと11回目という鉄人おばあさんが退院します。私は4回目の肺炎から見ていますが、もう少しで90歳を迎えます。どちらも生命の偉大さです。





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